ぷちコラム VRChatのアバターは進化する![Avatars3.0]概要紹介
VRChatのアバターシステムが進化します、新仕様を確認しておきましょう!
長寿コンテンツというものは常に向上心を忘れず、予想を超えるアップデートを実装しユーザーを驚かせるものです。
圧倒的自由度を持つVRChatもこれまで数々のアップデートを行ってきました。そのたびにユーザーは新要素に驚き、適応してきました。(主に開発環境的な意味で)
今回のアップデートはこれまでのものとは異なり、根幹にかかわるアバター関係のアップデートとなりました。
新仕様がどのようなものなのか、公式からのアナウンス(英語)を日本語訳しながら確認していきましょう!
公式からのアナウンス記事はこちらから確認することができます。
これまでのVRChatのアップデートの履歴はこちらから確認することができます。
まず冒頭の画像から。
新仕様のアバターを「Avatars3.0 = AV3」と公式は呼称するようです。
そしてそのAV3は従来のアバターよりも
・大規模な拡張性を持ったアバターシステムである
・カスタマイズ可能な「アクションメニュー」という新要素がAV3には実装されている
・新しいSDKによってより多くの表現が可能となる
・もう実装は完了している!
といった内容が記載されています。(意訳あり)
従来のアバターシステムはAV2と呼ばれるようです。
AV2のユーザーが表現に用いる方法では公式がサポートしきれないため、AV3にアップデートすることで公式サポートが可能となる形式にしたとも書かれていますね。
先ほど出てきた「アクションメニュー」とは何か?ということについても公式が動画で解説していました。
AV2ではアバターの手を挙げるアニメーションのために「メニューを開く」→「emoteの項目を選択」→「手を挙げるアニメーションを選択」といった操作を行う必要がありました。
これがAV3の場合はコントローラーのスティック操作のみ(デスクトップユーザーはRキーとマウス)で一連の流れが可能となったようです。
メニュー操作のタイムラグがなくなり、より豊かなコミュニケーションがとりやすくなったということですね。
先ほどはemoteを例に紹介しましたがよりフランクに表現できる絵文字もタイムラグなしで使用できるようになりました。
別言語圏の人たちともコミュニケーションがとりやすくなりましたね。
公式からは画像のようにアクションメニューが解説されています。
・アバターと表現のための新しいUI
・素早い”フリック選択”モード
・スライダーやトグル操作による新しい制御方法
・AV3により深くアクセス可能
公式動画を見ると体感的にわかることが文章にまとめられているようです。
そして新要素としてAFK状態(HMDを外したりなどで一時的に離席している状態)ではアバターが粒子状に消える設定が可能となりました。
こだわる人は律儀にAFK専用アバターに着替えてから離籍していましたがこれからはその必要もなくなりそうです。
デスクトップモードではEndキーを押すことでAFKモードに切り替わるようです。
ここからがAV3の真骨頂、アクションメニューは自分オリジナルのUIに編集可能になっているようです!
画像では3色の武装を好みで付け替えられるUIに編集してますね。
表情のブレンドも公式で実装されました!これで苦笑いや泣き笑いなどのような複雑な表情の表現が簡単になりますね。
AV2では表情を固定するために手の形をキープする必要がありましたがAV3では表情を固定することも可能になりました。
記念写真を撮るときにまばたきで目が閉じてしまった…なんてこともなくなりますね!
無言勢を助けるemoteを拡張することも可能になります、拡張性がものすごいですね。
無限の可能性がある!と表示されていますが実際できることは無限大に増えたといっても過言ではないでしょう。
そんな無限の可能性を秘めたAV3ですが、その機能を一通り試すことができるアバターワールドが公式で用意されています。
こちらのリンクをクリックしてブラウザ上でログイン、起動してみましょう。
新仕様のアバターを体験したら自分たちでも実装したくなると思います。
公式サイトのDownloadからAV3用のSDKがリリースされています、早速ダウンロードしてAV3に対応させていきましょう!
AV2まで使用していたSDK2とは共存できないのでアバターデータはコピーしてからSDKを導入しましょう。
仕様紹介ということで今回はここまで。次回からはAV3の新システムにアバターを対応させていきましょう!