第9回 エフェクトを上に拡散させるには?~パーティクル機能応用編~
初心者であることをアピールしていきましょう!
第8回でとりあえずエネルギー弾が撃てるようになったと思います。
今回はエネルギー弾を主張したい文字に変更し、上に打ち上げていきましょう。
ここまで主張すればunity初心者であることをわかってもらえるはずです。
第9回はこんな流れで進めていきますよ
~STEP1.お手本をダウンロードしよう~
まずはBoothから今回使用する教材をダウンロードしましょう。
Boothのリンクはこちらから。有料版、無料版と内容は変わらないのでお好きな方からどうぞ!
zipファイルで圧縮してあるので解凍後、unitypackageファイルをインポートしてください。
…やり方、忘れていませんよね?忘れていたら過去の記事を読み返しましょう。
~STEP2.エネルギー弾を文字列に変更しよう~
まずは第8回のようにHierarchyで右クリック、デフォルトのParticle Systemを作成します。
InspecterのRenderer(表示、描画)をクリック、設定を開きます。
ここだけでもかなりの設定がありますが今回は表示するマテリアルだけ変更しましょう。
もちろんここを自由に設定して実践で理解していくのもOKです。
MaterialにDefault-Particleが設定されているのでここを任意のマテリアルに変更します。
マテリアルの設定方法は以前の色改変とやり方は同じです。
インポートした教材のマテリアルを選択するとエネルギー弾が「Unity初心者」に変更されましたね。
このようにマテリアルを変更するだけでパーティクルの内容を簡易的ですが変更することができます。
他のマテリアルに変更することも可能ですが透過処理されていないマテリアルだとテクスチャの四角形そのままの形で放出されてしまいます。
パーティクルで放出したいマテリアルは透過処理したものが良いでしょう。
~STEP3.パーティクルを設定しよう(Shape編)~
STEP2でエネルギーを任意の文字列に変更することができましたがこのままでは全方位にUnity初心者であることをアピールしてしまいます。
流石にアピールが露骨すぎて迷惑になるので上だけに放出するように設定しましょう。
Shape(放出する形状設定)から放出の設定を変更できます。
今はSphere(球)で設定されているため全方位に放出されていますね。
Hemisphere(半球)に変更するとパーティクルの放出も前半分だけになりました。
Cone(円錐)に変更すると放出範囲が表示され円錐の範囲内にのみパーティクルが放出されるようになります。
さらにAngle(角度)の値を変更することで円錐の径を調整することもできます。
数値が小さくなって円錐の角度が小さくなりましたね。
BOX(箱)にすると正方形の正面からのみパーティクルが放出されます。
X,Y,Zの値を変更することで正方形から任意の長方形に形を変えることも可能です。
Mesh(メッシュ)にすると一直線に放出されていますがこれはメッシュが指定されていないからです。
メッシュを指定してあげると指定したメッシュを中心にパーティクルを放出するようになります。
Skinned Mesh RendererもMeshと同じく指定した箇所からパーティクルが放出されるようになります。
Circle(円)にすると円状にパーティクルを放出します。
さらにArc(弧)の値を変更することで放出する角度を指定することができます。
Edege(エッジ)では放出範囲を棒で指定、真上に放出します。
Edgeに限ったことではないですがRadiusのModeから放出パターンをランダム、ループ、跳ね返りと変更することもできます。
今紹介したShapeにはさらに個々の設定があるのですが紹介しきれないため一度切り上げます。
改変説明会でじっくりと説明…できたらいいなぁ。
教材ではConeを使用し、好みのAngleの値に調整しています。
調整が終わったら第8回のようにパーティクルを出したい位置に移動させてアニメーションを作りましょう。
VRchatで動作確認。しっかりと空中にUnity初心者の文字が浮かんでいますね。
今回は文字列でしたがこれをハートマークやイイね!マークに応用したりしても楽しそうですよね!
パーティクルを使って自分の気持ちをアピールしていきましょう!
ちなみに使用例としていくつかサンプルを入れてあるので教材をダウンロードした人は試してみてくださいね。